3悪人

立春が過ぎ暦の上では春になったわけだがともかく寒い日が続く。滑らないように氷状態の圧雪を避けなるべく柔らかい新雪の上を歩くように神経を使いながら出勤する。その圧雪は帰宅時には昼の温度がやや高くなったせいか、シャーベット状になり幾分歩きやすくなり家に着く。
ニュースでは多分デンマークでのことと思うが、イスラム教のマホメッドムハンマド)を戯画化したことが原因で世界各地のイスラム教徒が抗議の暴動を同時多発的に起こしているらしい。彼らにすれば命より大事な神聖な存在を汚されたということになる。国連事務総長も遺憾を表明した。
そのことで思い出したが、世界の3大悪人は誰かということで興味深い話というかパラドックスを何かで読んだことがある。その3悪人とはキリスト教イエス・キリスト、仏教の釈迦(ブツダ)、イスラム教のマホメッドムハンマド)で彼らがいなかったら宗教上の問題での戦争は起きなかったはずだし、戦争による莫大な戦死者も出なかったはずだというものだ。宗教上の3大偉人に対してこういうことを書くと自分にも天罰が降りるかも知れないが、ある意味ポイントをついていると思う。
父が亡くなり早5年が過ぎた。それまで殆ど手を合わせなかった私だが、自然に毎朝神棚と仏壇に参るようになった。母から聞いて知ったのだが、息子も出勤前に仏壇に参っているらしい。宗教とは何か、多分分からずに死んでしまうと思う。