2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

あかあかや月

全国ニュースで1月の積雪が0の都市としてわが市、新潟、仙台の3市が載っていた。以前何かで読んだが田んぼに雪が積もると土の中の小さな虫が窒息死するので土に良い効果を齎すらしい。このまま積もらなかったら防虫剤を散布せざるを得なくなる。雪国の米が…

処分?

宮崎県知事選挙で東国原氏が当選した日に同県の養鶏場で確認された鳥インフルエンザは岡山県でも感染が確認された。野鳥による媒介が原因らしい。鶏から人間に感染すると全世界で数百万人の犠牲が出るらしい。鶏には何の責任もないのだが感染が確認された養…

融通無碍な変わり身の早さ!

先週金曜日から月1回の日経の武智記者の特集リポート「オシム・ジャパン」が始まった。このページは昨年は引退したヒデの「NAKATAルネッサンス」だった。昨夏のワールドカップで1分2敗の惨敗に終わった日本サッカーの再建役を担っている彼の言動「オシム語録…

モラルの崩壊、拝金主義!

昨晩の深酒のせいだろう。目が醒めると6時45分、日課のテレビ体操の時間は過ぎていた。寝過ごしたのは今年に入って2回目だ。昨年は1年を通して3回だったと思う。頭が痛いので風呂に入ることにした。湯船の中でのラジオの「日曜インタビュー」は「復讐するは…

歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」

今日はOEKのMシリーズの定期演奏会の日、勤務を終え開演までの時間を利用して図書館へ立ち寄ることにする。最近NHKであの白洲次郎の妻の随筆家の白洲正子の特集の予告が流れている。彼女が影響を受けた人物は西行と明恵上人らしい。彼女の本がないかと思い図…

なきかのごとくある

この冬のわが国の各都市の平均気温は1度以上平年を上回っているらしい。東京では初雪が観測される前に梅がほころび始めてしまった。例年氷点下10度以下が常態のモスクワでは10度以上高くなっている。南のオーストラリアのシドニーのあたりでは超旱魃で穀物の…

新Windows発売の波紋

クローズアップ現代は「新Windows発売の波紋」だ。マイクロソフトは来月からXPの後継OSのVistaを発売する。それに伴いXPのサポートを2年で打ち切るとしていたが、特にわが国の事情に鑑みサポートを5年延ばすと今日表明した。Vistaのベータ版を試してみたが、…

島津亜矢の「黒田節」

大寒が過ぎたのに積雪が全くない。夕刊の一面にはS川の河川敷で暖冬に誘われて黄色く咲き乱れる菜の花の写真が写し出されている。このまま1月なのに降雪はゼロが続けば明治20年以来始めてになるらしい。現在までの当市の積雪量は12月28日、29日に記録した5セ…

再説・田螺殿

文藝春秋今月号の阿川弘之氏の巻頭随筆は「再説・田螺殿」だ。12月号の田螺殿が予想外の反響だったらしい。今月はネットで検索してみた。上品な下ネタの趣もありなかなかなものだ。引用してみる。 「くすり百話」の第5話 妙薬の歌「田螺殿」と題して載って…

歓喜の歌

午前9時からのNHKハイビジョン特集は「名門オーケストラを救え」の再放送だった。パリのコンセール・ラムルー管弦楽団は2005年1月企業スポンサーの支援が打ち切られ解散せざるを得ない状況に追い込まれていた。最後の演奏会は主席指揮者佐渡裕の指揮でベート…

カラバッジョ

午後8時からのNHKハイビジョン特集「天才画家の肖像・カラバッジョ 無頼が生んだ聖なる美」、彼の生涯を辿りながら「聖マタイと天使」、「聖マタイの召命」、「聖マタイの殉教」、「パウロの改宗」、「キリストの埋葬」、「聖母の死」など作品の数々を堪能す…

十万億土

十万億土、手元の電子辞書の広辞苑で索引すると「(仏)娑婆世界から阿弥陀如来の極楽浄土に至る間にある仏国土の数、極楽が遠いことをいう」となっている。玄侑宗久の「中陰の花」を読むと十万億土の距離について主人公が妻に語るくだりがある。誰かが距離…

ニューヨークで売れるCD!

午後7時半からのNHKテレビのクローズアップ現代は「瀬戸際のオーケストラ対策」だ。日本のオーケストラの殆どが危機的な赤字の状況となっており解散もやむをえない状況にある。大阪だけでも10近くと数そのものが多すぎるという問題が根底にあるのだが。地方…

運命の人

文藝春秋の山崎豊子の連載小説「運命の人」は沖縄返還交渉をめぐる外務省機密文書漏えい事件が題材となっている。佐藤首相は無償返還だと主張していたが、「日本政府は支出する三億二千万ドルのうち、四百万ドルを自発的支払いにあたる米信託基金設立のため…

パレルモ・マッシモ歌劇場

NHKハイビジョンでアバド指揮ベルリン・フィルの海外コンサートシリーズを観た。彼の地元のイタリアのパレルモ・マッシモ歌劇場で2002年の春演奏の再放送だった。やせこけたアバドの顔を見たが一瞬他人かと思ってしまった。ユニークな指揮振りをみて彼だと確…

中陰

昨晩は午後6時より勤務先のグループ数社のメンバーが一同に会しての恒例の新年会があった。例年通り歩いて5分足らずのところにあるホテルの最上階で開かれた。まずグループの代表が挨拶をされ、各グループ会社の代表が挨拶する。今年は代表から3分で済ませる…

ユートピア?

2,3日前のNHKの「クローズアップ現代」で原油高による未曾有の繁栄を享受しているサウジアラビアで若者が働かないという問題を取り上げていた。病院、学校など社会サービスは無料、家すら数万戸無償提供を予定しているとか。単純労働はアジア各地からの移民…

黙祷!

1限の授業が終わり職員室に戻ると、机の上に文藝春秋の最新号が入っている袋が置いてある。創刊85周年記念となっており表紙の表装が畳み込まれている形がユニークだ。栗林中将関連で「散るぞかなしき」の梯久美子氏の「栗林中将衝撃の最後(ノイローゼ、部下…

未熟の晩鐘

天気予報では大雪も予想されていたが積雪は全くない。革靴にしようか、ブーツにしようか迷ったがブーツを履いて出勤することにした。かすかに小雪が舞う中傘を広げて出勤の道を急ぐ。今日から授業が始まる。4日の仕事始めの日と違った緊張感を感じながらの徒…

まだと思えば上り坂

昨晩7時半からNHK-BS11の小椋佳コンサートのライブを観た。小椋の歌は結婚した時家内が持ってきたLPで始めて聴いた。吟遊詩人かなと思ったことを懐かしく思い出す。シクラメンから始まり前半は春から始まる四季の詩の朗読の後各季節に応じた数曲を冬まで繰り…

廻文

日経日曜版の文化欄の野口武彦氏の「江戸の風格」、今日の標題は「オタカラ、オタカラ」初夢売りだ。初夢は大晦日の夜なのか、元日の夜なのか諸説紛々らしい。元日派?の西行は山家集で「年暮れぬ春来べしとは思ひ寝にまさしく見えたかなふ初夢」と詠んでい…

風雲急!

今午後11時、天気予報どおり風雲急を告げてきた。稲光が光り雷鳴が轟いている。低気圧は明日北海道沖で960ヘクトパスカルまで発達するらしい。予報の気圧線は垂直の平行線が狭い間隔で何本も伸びている。週間予報では明日明後日と雪ダルマのマークが続いてい…

日本人は「ゴム人形」?

午後6時半、今月からの月命日法要は10月5日に亡くなった母と6年前の8月24日に亡くなった父と合同で行うことにした。寺からの葉書で父の7回忌と母の1回忌法要になると案内があった。父も母も戒名で書かれていた。方丈さんの良く響く声の般若心経でお経は始ま…

倶会一処

昨晩は娘夫婦を加えて家族5人全員で食事をした。息子は何故かアルコールは全然だめなので、酒豪?の義理の息子と飲むのは楽しみにしている。その婿は風邪声でいつもの半分ぐらいでお開きになった。私はビールと自分で作るトリプル?のスコッチの水割りを数杯…

常に諸士の先頭に在り

喪中の正月なので初詣というわけにはいかない。散歩がてら本を探しに駅の東口の近くの本屋へ行くことにする。曇り空なので冷たい空気が重く感じられる。途中駅のコンコースを通り抜けるのだが、予想外にかなりの人で混み合っている。本屋に着き先日読んだミ…

「年」の字

年の初め、「年」の字を昨年亡くなられた白川静氏の大部の漢和辞典「字通」で繰ってみる。会意の部分を引用してみる。 禾+人。禾は禾形の被りもので稲魂(いなだま)。これを被って舞う人の姿で、祈年(としごい)の舞をいう。男女相偶して舞い、女には委と…