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3日間続いた真冬の暗灰色の空も、昼前には久しぶりの快晴になった。昼食のため外へ出ると歩道の雪も脇にはわずかに残っているが乾いたコンクリートの灰色に戻っている。コートを着ずに歩くのだが、若干寒いが問題はない。昼飯を済ませ、本屋に入ると入り口に積んである新刊の本の一つに目が留まる。『このミステリーがすごい!』大賞受賞作の伊園旬作「ブレークスルー・トライアル」だ。帯には「生体認証システム、新型警備ロボット・・・・・技術の粋をつくした難攻不落の技術研究所を突破(ブレークスルー)し、1億円を手に入れろ!」と書かれている。ページを繰ってみると、若者言葉が自然に使われているので作者は少なくても40前かなと思う。受賞した時のタイトルは「トライアル&エラー」で単行本にするときにこのタイトルに変えのだが、うまいネーミングだ。当然購入することにした。
「&(And)」といえば今朝のNHKラジオ朝のニュースでサイモンとガーファンクルの「サウンドオブサイレンス」が流れていた。歌手の紹介はサイモン・アンド・ガーファンクルと「と」ではなく「アンド」を使っていた。当時は「と」だったと思う。映画のタイトルのWest Side Storyは「ウエストサイド物語」だったのが、「ウエストサイドストーリー」になってしまった。変なこだわりと笑われるかもしれないが、日本語訳の表現として適切なのはどちらなのかと疑問に思ってしまう。
今日の日経の宮城まり子さんの「私の履歴書」はいよいよ大ヒット曲の「ガード下の靴みがき」、このヒット曲との出会いは、彼女がレコード会社のディレクターのデスクで遊んでいると、足元のゴミ箱の丸めたこの曲の原稿用紙に気づいたことだと書いている。歌っている姿の写真、昭和30年だから彼女は28歳?とてもそんな歳には見えない。