因果応報!

BSE問題についてあくまでも独断と偏見だが思っていることを書く。現在地球上に存在している生物は気の遠くなるような永い歳月を進化を重ねた勝者が生き残っている。動物であれ植物であれ他の生物の命をいただくことにより、生き続けることができる。同一種同士で共食いをした生物が永い進化の歳月を生き続けるとは思えない。感染牛の多くに牛の肉骨粉入りの飼料が与えられていたことが判明している。それがBSE発症の原因であることはほぼ間違いないらしい。牛にとっては牛の骨を砕いた粉を食べていたわけだからいわば共食いをさせられているわけだ。これほど残酷で大自然の摂理に背くものはない。自分の身勝手で食べさせた人間に報いが来るのも当然の理だ。
我々の宇宙は今から100億年前くらい昔、極度の真空状態(真の無)から非常に高温で高密度の火の玉状態で誕生し、その後、膨張を続け、銀河ができ、星ができて現在の姿になったと考えられている。いわゆる「ビッグバン」に始まり今のところは膨張を続けているらしい。私たちの地球は「我々の銀河(天の川)」と呼ばれる1000億個以上の星(太陽はその一つにすぎないごくごく普通の星)の大集団に含まれている。星の大集団のことを銀河とよぶが、宇宙には100億以上の銀河があると考えられている。天の川もごくごく普通の銀河のひとつにすぎない。我々の地球は太陽の一員の普通の惑星にすぎない。この地球の生物の1種として奇跡的に生き延びてこられたということを忘れてはならない。1億年続いた恐竜時代も、中米のユカタン半島に落下した大隕石で殆どの生物が絶滅し終わったというのが定説らしい。我々の祖先は奇跡的に絶滅を免れた1種で、起源を辿っていってもせいぜい数百万年前らしい。気が遠くなるがそういうちっぽけな存在ということを皆忘れてしまっていると思う。蛇足だが我々の宇宙も無数にあるはずのごくごく普通の宇宙の一つに過ぎないらしい。